来 歴
本品種は、約100年前に、熊本市(旧、熊本県飽託郡河内町)の西村徳三郎氏の宅地で発生した文旦の偶発実生で、昭和10年に同町の鑢一馬氏が発見したものである。
樹の特性
樹勢は極めて強く、枝梢の伸長も旺盛で喬木(高木)となる。枝の発生はやや粗い。単性も有るが、総状花が多く、徒長枝には着果せず、短い母枝に着果する。自家不和合性で、受粉樹が必要である。耐寒性は夏橙程度に強い。かいよう病、そうか病に抵抗性である。果実は内成りし、連年よく結実し、豊産性である。
果実特性
果実の大きさは250〜500g程度にばらつく。含核数により果実の大きさが左右され、不揃いになりやすい。果実の種子数は無核から80個程度まであり、平均30〜40個と差が大きい。果形は短卵形で、果皮は黄色である。果面は平滑で美しく、比較的柔らかい。果肉は淡黄色で肉質は柔軟多汁である。わずかに苦みがあるが、甘酸相和し、文旦類似の芳香があり、食味は良好である。
3〜4月に収穫し、低温庫で貯蔵され、5月以降に販売されるが、近年では、木成りで6〜7月までおき、収穫する場合もあり、夏のジューシーな果実として、現在でも人気がある。
栽培上の問題点は、黒点病が付きやすいため、産地の雨量によって防除回数は異なるが防除が大変な事。11月以降の高温化下での落果、低温での落果、春先高温での落果や冬期の低温により、す上りやナリンギンによる苦み発生などである。
3〜4月に収穫し、低温庫で貯蔵され、5月以降に販売されるが、近年では、木成りで6〜7月までおき、収穫する場合もあり、夏のジューシーな果実として、現在でも人気がある。
栽培上の問題点は、黒点病が付きやすいため、産地の雨量によって防除回数は異なるが防除が大変な事。11月以降の高温化下での落果、低温での落果、春先高温での落果や冬期の低温により、す上りやナリンギンによる苦み発生などである。
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